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長谷川 祐弘

Sukehiro Hasegawa

長谷川祐弘氏は、ミシガン大学にて政治学学士号、国際基督教大学(ICU)にて国際行政学修士号、ワシントン大学にて国際関係論の博士号を取得。国連職員としてのキャリアは37年に及び、その間、ルワンダの国連常駐調整官兼人道調整官や、国連東ティモール支援団(UNMISET)などのミッションを統括した東ティモール事務総長特別代表(SRSG)を歴任した。現在は、日本国際平和構築協会(GPAJ)理事長、日本国際連合協会副会長、

および国連システム学術評議会(ACUNS)東京リエゾンオフィス所長を務める。また、

東ティモール元大統領ジョゼ・ラモス=ホルタ氏の特別顧問も務めている。

​Speech

Transforming Global Governance: From “We the States” to “We the Peoples”

科学技術が急速な進歩を遂げているにもかかわらず、世界中で紛争が絶えることはありません。なぜ現行の国連は、こうした悲劇を効果的に防ぐことができないのでしょうか。長谷川氏は、その根本的な原因は「現在の国連の構造そのもの」と、1648年のウェストファリア条約に基づく「国民国家への主権付与」にあると論じます。現在の実態は、少数の大国の思惑に左右されやすい「国家による国連(We the States)」モデルであり、このことが、人間中心の国際協力を機能不全に陥らせているのです。このままでは、人類が直面する複雑な課題を解決することはできません。

本演説では、国連を個人の声が反映される真に人間中心の組織、すなわち「市民による国連(We the People)」へと変革することを力強く提言します。カンボジア、ソマリア、ルワンダ、東ティモールでの自身の過酷な実体験と、日本の明治維新に関する独自の分析に基づき、長谷川氏は「新しい国連」のための具体的な構造改革案を提示します。この壮大な構想を実現するために、世界にとって、そして私たち一人ひとりにとって不可欠なものとは何でしょうか。演説の結びでは、その鍵となる要素――すなわち「強力なリーダーシップ」の本質について深く考察しています。

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